どうやって決めたらいい? 家造りと予算の方針


新生活で大切にしたいことを決めよう

注文住宅の特徴は、施主の好みに合わせて自由に設計できる点にあります。予算に余裕があれば、たいていの希望は実現可能です。しかし現実としては予算の工面に苦労する事例が多く、設計にある程度の妥協が必要になるかもしれません。建築予定の土地を入手するところから検討する場合、住宅のみに予算を配分できないので慎重な検討が求められます。このような状況を解決するには、新居での生活で大切にしたい点をイメージしてみましょう。利便性の高い場所で暮らしたいなら、住宅よりも土地の代金を優先することになるかもしれません。住宅設計を重視できるときは、書斎を確保したいとかリビングを吹き抜け構造にしたいとか、自分の好みを反映できるように住宅メーカーと打ち合わせをしましょう。

中長期的な視点に立つことも大切

注文住宅の間取りを考え始めると、楽しく感じる施主が多いのではないでしょうか。ある程度は予算の制限を受けるとしても、理想に近い生活を現実のものにしていく過程なので苦しい作業ではないはずです。ここで注意したいのは、新居の完成だけを重視しないことです。新居が完成して入居すれば、家造りのプロジェクトは完了と思うかもしれません。しかし実際には、住宅が完成した直後から性能を維持する期間に入ります。完成から数年は問題なく生活できるはずですが、10年以上が経過すると住宅設備に不具合が発生しやすくなります。将来のメンテナンスやリフォームを意識して、ローンの金額を抑えるなどの工夫が大切です。住宅の保証内容はメーカーによって異なるため、建築の契約をする前によく確認しましょう。

2000万の家を注文住宅で建てたい場合、大手メーカーに相談します。担当の方が相談に乗ってくれて、建築費用の試算やローンを組むときのシミュレーションも行ってくれるのです。

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